なぜ囲碁や将棋は子供の頃に始めないとプロになれないのですか。
生理学的に子供と大人では脳細胞の構造が違うのでしょうか。
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人間の脳は、一定の年齢を超えるまでに、能力を獲得しなければ、
その後は、どんなに努力しても、けっして同じレベルでは獲得できない
時期があります。
この年齢を「臨界期」といいます。
(1)言語脳
ネイティブランゲージは八歳の誕生日までに確立しますので、
母国語臨界期は8歳といわれています。
その後でも、新しい言語を覚えられないわけではないが、
ネイティブと同じようにはならない、ということです。
(2)絶対音感
3歳~5歳くらいの間に訓練すると、絶対音感が身につくといわれて
います。 おそくとも、7歳から8歳のトレーニングです。
その後は、相対音感にしかなりません。
3)囲碁将棋
囲碁将棋においても、子供からトレーニングする必要性も
「臨界期」から説明できます。
超一流プロになるには、5,6歳からトレーニングを始める必要
がある。
しかし、それ以降に始めても、囲碁将棋が楽しめなくなるわけ
ではないし、ルールが理解できなくなるわけではない。
つまり「子供の頃に始めないと」プロレベルの感覚や直感が、
身につかないので、強いアマチュアにとどまるわけです。
若手ナンバーワンプロの井山裕太さん、は5歳で囲碁を覚えています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E5%B1%B1%E8%A3%95%E5%A4%AA
http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/namej/data/ko00443.htm
4歳で碁を覚えた趙治勲九段はトッププロの1人。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%99%E6%B2%BB%E5%8B%B2
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細胞とかの細かい考え方もありますが、簡単なところでいえば経験で差が出ます
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兄弟が子供の頃に将棋連盟に通っていたことがあります。
話を聞いていた感じだと、一般的には奨励会という組織に入る事になると思うのですが、そこにはいるにもたしか推薦が必要で、そこでの昇段試験の間口がとても狭いような気がします。
また、昇段に対して年齢制限があったような。
また四段以上じゃないとプロの棋士としてみとめられないので、今のところ女流の棋士はいなかったかと(今いるのは、女流で戦っている棋士です)。
詳しくは、ここで、
http://www.shogi.or.jp/kisen/shourei/index.html(将棋です)
また囲碁の方は将棋の四段よりも少し楽で、初段でプロになったかと思いますが、
囲碁の場合も同様に険しい道が待っているみたいです。
http://moke.moo.jp/blog/archives/200509/igo_meijin1.html
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