2012年2月25日土曜日

子供の棋力について質問させて下さい 現在年長の息子がおり、将棋歴八か月で三級...

子供の棋力について質問させて下さい

現在年長の息子がおり、将棋歴八か月で三級です。支部長には、新一年生に上がる頃には初段になれそう、と言って頂いてます。


市の大会(参加者100人以上)の一番下のクラスでは連続入賞しました。地方新聞やネットに載り、来週から東京に通う予定です。

升田式石田流が好きで、やや長考派です。2、3パターンある良さそうな次の一手に対して7~11手先まで考えるらしいです。

周りの大人の有段者の方々は、間違えても良いから早差しでないと上手くならないよ!と息子にいつも言うので、息子も困ってます。

まだ6歳なので、親としては、大会で迷惑かける程遅い訳では無いし、伸び伸びやらせたいのですが‥。

やはり早差しが良いのでしょうか?

以前も質問させて頂きました。その節はお世話になりました。また宜しくお願い致します。


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将棋四段です。



六歳で長考ですか。素晴らしいじゃないですか。子供はなかなか先を読めないので、

直感で指しているのですが、子供なのにきちんと読めるってすごいことです。

将棋歴8ヶ月で3級、あと2ヶ月で初段、もう天才ですよ。



プロの早指しは、読みの経験に裏づけされた早指しです。まずはきちんと読んで、

読めるようになったら、経験を積むうちに読まなくても自然に本手に手が伸びる、

というものです。



早指しを練習でやるのは簡単ですが、先をきちんと読むのは大変なことです。

頭だけでいろいろ考えられることが重要です。



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単に早指しすればいい、という意味で言っているのではないと思います。



こどもの頃、級位者の頃はある程度、多くの対局数をこなしたほうが

良いので、(質より数でもいいくらい、とにかく経験を積む)

早指しのほうが数を稼げるということと、

「第一感=直感的に浮かぶ次の一手」を鍛えるのに早指しは

有効ということです。プロでもカンを鍛えるために一手10秒の

練習将棋を指しています。



早指しだけがいいのではない、というエピソードとして以下を。



羽生先生は、将棋を始めてすぐの級位者だったのに

ここぞ、という局面では手を止め、じっと目を閉じて

考えてから指すこどもだったそうです。


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早指しの方が上手くなるかは良く分かりませんけど、

子供の早指しは何より定跡に裏打ちされているために、早指しであることが多いです。

また、子供のうちは我流の要素を入れるより、先人たちの英知の塊である定跡を覚えた方が筋が良い手がさせるようになると思います。



たぶん、この辺の理由で早指しのほうが良いといわれたのかなと思いますが、あんまり早く指してばっかいると浅い手しかさせなくなる人もいますのでなんとも・・・



(長考って文章から察するに序盤ですよね?)

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