子供将棋教室の上のクラスはどうして戦方などを教えないのでしょうか?
子供(小5)が将棋教室で進級しました。
今のクラスではプロ棋士の先生で、息子は6枚落ちで先生に勝てるくらいのレベルです。
進級と同時に他の将棋教室にもかけもちで通うことにしたのですが、
両方の教室の先生ともに、まったく戦方を教えてくれないとのことです。
初級クラスでは教えてくれたのに。。と言っております。
また無謀にも先生に「平手でやりたい」と息子が言ったところ、
「今までとは全く違う世界に来たと思ってやりなさい、6枚落ちで辛抱して2ヶ月間やりなさい。
2ヶ月ごとに一枚増やしてあげる。とにかく3手先を読む力をつけて、
半年たって強くなっていたらいい。」と言われました。
母は将棋のことがよくわからないのですが、先生の言っていることって
どういうことなんでしょう?
|||
お子さんが先生と「平手でやりたい」と思う気持ちや、「なぜ戦法を教えてくれないのか」不満に思う気持ちは素朴な感情としてよくわかります。
同年代の子供たちと指す時は当然平手でしょうし、得意戦法を身につければ手っ取り早く勝つことができますからね。
ただ先生の立場からすると、そうした教え方は何か受験におけるテクニックを教えてるような気持ちになるんじゃないかと思います。
「ここが出ますから必ず覚えておきなさい」と、ポイントのみ丸暗記させるようなやり方は、点数を稼ぐにはいいかも知れませんが、本当に考える力が身につくかといえば疑問符がつく点もあるように思います。
将棋を教えることは受験勉強ではないのですから、たとえ少し遠回りでもしっかり基礎から学んで考える力をつけてほしい、そういう思いがあるんじゃないかと思います。そこでまずは駒落ちから、となるわけですね。
鈴木八段や塚田九段など、多くの弟子を育てた大内九段は「僕は弟子たちには過去の定跡などに囚われずに好きなように指せと言っている。定跡がどうとか、そうした考え方は将棋を狭くしますね。好きなように指して行き詰ったらそこで定跡を勉強すれば身につくわけですよ」とおっしゃっています。お子さんの先生も同じような考えをお持ちなのだと思います。
と、書いてはみましたがこれを小5のお子さんに納得させるのは無理でしょうねぇ、うーん難しいなぁ・・・
(補足)
詰将棋と、実戦で先を読む力とはあまり関係がありません。
むしろ「次の一手」問題を解くほうが役に立つと思います。実力のレベルにあわせた問題集のような本も市販されていますし、それ以外では新聞の将棋欄が役に立ちます。
新聞には当日の指了図が載っていますから、そこからの3手を予測するのです。答え合わせは翌朝にできます。これなら毎日無理なくできますよ。
|||
250字以上書けないので、失礼ながら削除しました。
先を読むとは、幾つもある選択肢を出鱈目に計算するのではなく、まずは選択肢の中から本筋に気付き、考えるべき事を目で絞りこめるようになることが大切です。
この能力が高い人を「筋が良い」と言います。
鍛える為には、きちんと感想戦まで行って相手の考え方を取り入れるのが一番です。
考える力を着けると言うよりも、考え方を学びセンスを磨きます。
自宅でも本で勉強できますが、個人的には日記を付ける方が効果があるかなと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿