奨励会に入るような子供達は、親御さんの影響が大きいのでしょうか?
小さい頃から自ら将棋に親しむ子供はそれほどいないですよね?
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「親御さんの影響」というのが何を意味するのか、今一つピンときませんが、「親御さんが将棋を嗜んでいたから」という意味であれば そうは言い切れないと思います。
例えば、羽生名人は小学生の頃に同級生の友達から将棋のルールを教わり、その面白さにのめり込んだそうです。谷川九段は、兄弟喧嘩を見かねた親御さんが、喧嘩を止めさせる手段として百科事典を片手に将棋のルールを教えたそうです。(これは別の意味で「親御さんの影響」と言えるかも知れませんが…)
奨励会に入る子供達の親御さんに共通している事は「子供が興味を示して夢中になっている事(将棋)に対して、出来るだけ良い環境を与える努力をしている、という事だと私は思います。
そしてこれは、将棋のみならず 他の物事に対しても言える事だと思います。
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中原名人は長兄と次兄が指しているのを見て将棋を覚えました。お父さんも同時に将棋を覚えましたが、誠少年に飛車角を引かれて10連敗し、以来駒を手にしませんでした。ただしお父さんは仙台のデパートで一番高い駒を買い与え、足つきの盤を自作してやり、将棋道場に通わせてあげました。
従って「親御さんの影響が大きい」という説は確かなことです。
(追加)誠少年は新聞の棋譜は読めるが文章を読めなかったのでお母さんが読んであげました。上手・下手を「じょうず・へた」と読むと誠少年はご立腹だったそうです。
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