2012年3月21日水曜日

プロ棋士について

プロ棋士について

プロ棋士は将棋を楽しいと思ってやってるんでしょうか?



仕事だから仕方なくやってるっていうか

普通に大学に行って就職したほうが良かったと後悔している

棋士もいると思いますか?


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アマチュア時代と同じように、純粋に楽しめるかというと、それは無理だと思います。

プロになってしまうと、それが趣味ではなく「仕事」であり、将棋が自分の全てになってしまうわけですから。

趣味として楽しむ気持ちとは、かけ離れた考え方になるでしょうね。



生活のかかっている苦しみや、

負けたときの絶望感(プロは自分が一番、という誇りがありますから、アマの悔しさとは比較にならない)、

そういったことを考えると、子供の頃のような気持ちで将棋を指せるかというと、

それは難しいとおもいます。



しかし、気楽に趣味として楽しむ道を捨てて、全てを捧げる覚悟でプロになったからこそ、

さまざまなプレッシャーがかかる中で素晴らしい将棋を指せたり、

凡人には到達できないような世界が見えたりするわけですよね。

プロはそうしたことを一番のやりがいと感じているのだと思います。

これはプロ棋士だけでなく、スポーツ選手とかでも同じだと思いますよ。



そうしたわけで、プロ棋士になったことを心底後悔しているなんて人は、

ほとんどいないのではないでしょうか。



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「頭の良さでは東大かプロ棋士かというくらい名誉のある肩書きなので誇りに思っていると思う。絶対後悔はしてないと思います。

羽生さんという神の様な存在、目標がありますから。常に挑戦して楽しいと思う。モテるし」と回答しようとしたうっとおしい素人です。

でも皆さんの意見を見て現実を思い、テンションが下がりました。



やっぱりモチベーション保ち続けるのって大変ですよね・・・。久保さんが太ったのはそういうストレスのせいでしょうか。


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糸谷五段は大阪大学に通う棋士ですが、

「将棋は斜陽産業」と公言してますから

もしかすると、将棋以外の仕事を考えて

いるのかもしれませんね。



飯田先生のように休場して、大学の先生に

なっている方もいますし、棋士になってからでも

他の仕事をやる人は今後、出てくるかもしれませんね。


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奨励会に入って(入会試験の倍率は例年3~4倍だとか)、

そこで会員と鎬を削って、ようやく掴んだプロ棋士の地位。

奨励会入会希望者の50人に1人(もっと確率低いのかもしれない)がなれるかどうか、

という狭き門を潜り抜けてきた人が

「仕事だから仕方なく」やっているものですか。

そう思うような(飽きっぽい)人はプロになれない、いや、奨励会に入会すらできなかったでしょう。



…もっとも、羽生名人のような「天才」を目の当たりにして心が揺らいでしまった人もいるかも知れませんが、

少なくとも「公言」している人なんて聞いたことがありません(そんなことしたら連盟から除名されそう…)。


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仕方なくやってそうな棋士一覧



藤井九段…四間飛車で勝てなくなって嫌になった

島九段…雑な将棋になった



先崎八段…囲碁の方が好きになった



土佐七段…先崎と同じ



宮田利男七段…先崎、土佐と同じ



富岡八段…登山に夢中



田村六段…研究会全然やってない


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そうですね。

将棋は、やはり最初の頃は面白いと思っていても、実際には、面白くも無いゲームですからそういう人も多数いると思いますよ。



基本的に、囲碁とは逆に将棋をやっていてもいいことなんてありませんから、



藤井・久保・飯島・森下・飯野らへんの棋士は仕方なくやっていると公言しています。

ほとんどの棋士はそうおもっているのではないでしょうか。

思っていても口にだせないような雰囲気に、日本将棋連盟がしているのだとおもいます。


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そういう棋士はいると思いますよ。

将棋はわりと飽きやすいゲームではないでしょうか。

趣味としてずっと飽きずに続けてられる人が少ないのに、プロとしてずっとやっていかなくてはならない、というのは一種の拷問のようなものだと思います。

なのに、棋士を廃業してほかの仕事に就く人はほとんどいませんね。それが不思議で仕方ないんです。つぶしが利かないということもあるかもしれませんが。

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