将棋で、自玉は四枚穴熊で鉄壁で、相手玉は「多分15手詰めで詰みそうだが、一手で必死がかかる状態」の場合、
逆転されるのを恐れて詰ましに行かずに必死をかけて勝つのは美しくないのでしょうか。
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ご質問の状況で自分なら99%、一手必死をかけて勝ちにします。
格言にも「長い詰みより短い必死」とあります。美しくないとは思わないです。
ただ、強くなるためならやはりしっかり詰みを読んだほうが絶対にいいです。
棋道指導員の資格をもつ内田昭吉さんが自宅で開いている将棋教室でのことですが、少年向けの指導らしく勝ったほうにポイントをつけ、ポイントがたまると図書券がもらえる、という制度を導入しているそうです。しかし、感想戦で相手から詰みを逃したことを指摘されると、相手にポイントを取られてしまうんだそうです。楽勝の将棋でも最後まで気を抜かず、全力で緩みなく指すようにという意味でそうしてるんですね。
普段楽をして勝っていて、いざという時(詰まさなければ負け、という時)だけしっかり読もうなんてムシのいい考えを子供のころからつけてしまうのはよくありませんから、特に指導としてはこの姿勢が正しいと思います。
私はもう諦めてますからいいんですけどw
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穴熊党の聖書には、第一章に「Zの法則」があります。(私のですが・・・)
これがあるから、終盤で時間がなく頭が疲れているときに
読みが簡略化されます。複雑な変化を読まなくていいから、
勝ちやすいというのがプロアマ問わず大きいと思います。
これからすると四枚穴熊は王手すら続かないので
必死をかけるのが常識です。(あくまで私の)
美学は、個人によると思いますが、
「穴熊信者」のみならず、穴熊を選択している地点で
間違いなく必死ですね・・
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それを美しくないと思う人が穴熊するのは矛盾してますよ。
穴熊の最大の長所は王手がかかりにくいところ。つまり勝敗の計算がしやすいところなのですから。
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そのへんは各自の美学の問題ですから、どちらが美しいとか片方だけが正しいということはないですね。ただ現実問題としては「長手数の詰み」派よりも「単手数の必至」派のほうが勝率が高いような気がします。
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